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Phoenix / Los Angeles Archive

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建築三昧とマイケルと車と 2

Los Angeles

…いまだに旅の内容ですが、無事旅は終えました。生きて帰ってきました。
今は毎日シアトルパブリックライブラリーに通っています…それなりに楽しいけれど、やっぱりなんにも進んでいない、不安な日々。帰る日は刻々と迫ってきて、苦手な手続きとも格闘中。です。

さて。本文。

…Los Angelesはスペイン語のlos ángeles(=the angeles, 天使たち)に由来するそうです。
なんて名前!
アリゾナを越えてやってきた私たちには、ここには天使が住むのもわかる…気もしなくもありませんでした。心地いい気候。ときにさわやかな風。さんさんとした太陽。

LAは巨大。
シアトルと同じ気分で地図を眺めていると、思ったよりも遠く感じてびっくりします。
そして車の多さにも驚きます。
そしてその相乗効果で、行動範囲も広くならざるを得ない…帰ってきてからNY出身の友達と話をしていると、飲みに行くのひとつとっても、LAとNYでは移動しなければならない距離がちがう、とのこと。
ただ、いいかえれば、その移動距離が、その場所の個性をキープしてもいるらしい。ほんとにいろんな場所がある。

LAといえば、私の所属するすえけんの先生、先輩の研究の地でもあります。
ノイトラやシンドラーや、ケーススタディハウスの建築家たちも、この、日本とは全然違う明るさのある空気のもと、場所に合わせて設計をしていたのでしょうか…。

LAの中央図書館でノイトラのパース展を見る。
ノイトラは、一昨年の先輩の研究していた建築家で、そのドラキュラのような一家の写真とエゴン・シーレに似たタッチの美しいパースに衝撃を受けました。
…ビルのパースのやる気のないこと笑
それにくらべて、たぶんノイトラの理想の生活のある空間を、一体的に、より美しく、詳しく描いている印象を受けました。外観と内観が同時に描かれている種のパースが、ほんとうに美しく、生き生きして見えました。

カラフルな色遣いで描かれるランドスケープは、この気候とイメージががっちりと合います。
色と質感と空間の構成と。
…この時代の作品はそれらをばらばらにデザインしていたかもしれません。
未完のパースを見ていると、そんな気がしたりもします。
でも、これらが一体でデザインされたら…人と建築とが、あるいは環境と建築とがコミュニケーションする上で、とっても大事なことなような気がしました。

次に向かったのはシンドラーの家…ハリウッド方面へ。
マイケルのお葬式(たぶん支所?)が行われていました。人。人、人。

入って一番初めに思ったのは、日本っぽい。おばあちゃんちっぽい。
…でもすぐにそれは素材と、植わっている竹の印象だ、という考えに行き着きました。
深い深い茶色の木でできていて、天井も低い。
でも、
おばあちゃんちとちがって笑、
ずっと屋根…ではなく、低い天井の上には明かりとりの窓があって外がそこにあって、
部屋がひとつながり…というよりは壁とドアで細かく区切られていて、
中の床と外の地面は別でなく、つーっと外まで続いていて、
建物の中での心地いい視線の高さももちろん違っていて、(外の木の下のコンクリートの上は、座っていてほんとうに心地いい場所でした。)
不思議でした。

0709シンドラー


外は庭…というよりは敷地内の外、ていう方がしっくりきます。
すごく手入れはされているし、もちろんデザインのされているんだけれど、そこにあって当たり前。という印象で、(これも日本庭園とはちがった印象で、)
外が先にデザインされたに違いない。と思うほどに、
外の居心地がよく笑、また、中も外ありきで心地よい場所でした。

…夕暮れのひととき、心地よく座り込んで時をすごしました。

その後はまたさんざん。笑
フィリップ・ジョンソンのカテドラルは中には入れず…でもあまり後悔はせず…笑。
弟の土産のため、やっとみつけてやっと駐車してやっとたどりついたレイカーズショップは閉店していて。
夕飯にとたちよったおしゃれなカフェは徹底的ベジタリアンのお店で、ラップを頼むも普通ならパン生地であるべき部分まではっぱで。
そんな一日でした。
LAは、次の目的地の都合により、この一日で去ります…




建築三昧とマイケルと車と 1

Phoenix / Los Angeles

次の都市はフェニックスです。
ここでの目的はWill Bruderという人が設計した図書館。
入ったら、宇宙船のよう笑
隣の公園とは完全にアクセスが切れていたり、
絶対動きそうなフィンが固定されていたりと、
事前に見る感じでは??な感じの図書館でしたが、
行ってみると、市民に愛される居心地のよい図書館でした。
天井は高く、いろんな空間が用意されていて、
シアトルの図書館とは形もコンセプトも違うけれど、でも同じようにいろんな層の市民の公園のように使われていました。
(さらに外はこの暑さ…図書館(=屋内の公園)は重要な場所。)
自由で、静かにもなれるし、交流の場でもある場所です。そして、誰にも開かれてる場所。

この後、旅でもっとも過酷な暑さを体験し…
5時間のドライブを経て…

Los Angelesへ。
マイケルジャクソンが亡くなったその日、ラジオでそのニュースを聞きながら、
自分たちも日本のGW並みの交通量と、なのに時速100kmを緩めない車の群れに命の危機を感じながら、ナビの嘘に惑わされながらの(どういうわけか、6車線の高速を端から端まで横断させて、一度高速を降り、もう一度同じ高速に乗せさせたがる)、
Los Angeles入り。

モーテルに帰ってテレビをつけてみれば、マイケル・ジャクソン一色でした。
この状況はこの旅中続きました。テレビが付いていればいつも、オバマさんか、マイケルか。
スターが大好きなアメリカ…。
でも、スターはそのかわり、本物の天才(いろんな意味で)だと思います。ついついひき込まれてしまう。
私も中学生くらいのときスリラーを見て、…いや見入ってしまいました。
追悼番組も、ついていると、そのダンス、歌についつい見入ってしまいます。

LA着の次の日は建築巡りの日。
…の前に駐車には本当に困りました。ちょっと停めるだけで$10-かかる。
そこで、道路のパーキングなら一時間$4ですむ!ということで探しまわるも…いっぱいだったり、遠すぎたり、やっと停めたら一時的に駐車禁止だったり、loading onlyだったり、縦列駐車が下手だったり(…は、私の問題。)…駐車だけに一時間は費やしました。

まずはラファエロ・モネオのカテドラル。
教会建築というのは、どうも自分がよそ者の気がして、その気持ちが邪魔をして本当に落ち着く…ということはあまりないのですが、
この教会は普段にも増して、不安定な気持ちにさえなりました。きれいなんだけれど。
中心がなくて、なのに家具も含めて統一的なデザインで、静寂で、どこまでも上へ上へとでっかい空間が伸びていて…。
外から見た時の建物の塊のでかさには、驚きました。

ハイウェイを挟んで向かいにあるCOOP...のハイスクールfor performing artは、まだ工事用の囲いをつけたまま(HPでは完成してることになっているんだけど…)、よくわからない独特の雰囲気を醸し出していました笑 意外に、LAのダウンタウンの中では、目は引くし、やったなー…とは思うけれど、うん。と納得してしまう感じもあります。(シアトルの図書館もじつはそんな感じがあります。)
…あの蛇の中にはなにがはいっているんだろう…??(ネットの説明を見る限りは、空っぽ…?)

磯崎新の美術館を横目に見ながら次に向かったのがゲーリーのディズニーコンサートホール。
あのスタイルとして、洗練されていました。中は気持ちよかったです。
音声セルフガイドを貸してもらって、それに従って自由に一時間くらいツアーします。
それによると、当初の予定では外壁は全部石になるところだったとか…だいぶんと印象もコンセプトも変わりそうですが笑
目を引いたのは、中の工業用のフェルトを使った壁と、庭。
壁は壁でおもしろかった、てだけなんですが、3階レベルくらいにある、通りから通り抜け可能な庭は、通りとつなぐ…というコンセプトは達成できてはいないような気がしたけれど、秘密の花園的存在として、心地のよいものでした。
地元でもともと育ってる植物を使って、全部背の低いものが使われていて、摩天楼の頭が見えて、街は見下ろそうと思えば見下ろせて、
ディズニーの神秘的な様子と、LAっぽさを併せ持っていました。
ファッションの撮影が行われていました。
銀ぎらの服を着た、ばっちりメイクして威嚇的なポーズをとる長身金髪美人と、それを撮るカメラマン…
建物とこの光景よく似合っていて、説明しているとなかなかの非日常。
だけどこれもまた、うん。とLAのダウンタウンの中では、納得できてしまう笑

もう車を動かすのはあきらめよう…と、歩いて向かったのがBradbury Building。
ちょっときけんな香りのする(昼間は大丈夫)街の、一見どこにでもある石造りの建物。
中は、ずっと上まで吹き抜けていて、木と、鉄の細工の行き届いた空間が広がっています。
通りの続きのような感覚で、でも外とは違って明るくて清潔な感じで、しっかり監視もされていて笑、
そしてなによりうれしかったのが、鉄製のエレベーターに出会ったこと!
今はもう、新規にはつくれないのだと、スタジオで言われました(噴水だけでなく、これも使ってみようとしたのです笑 手は加えて、ね。)

こんな感じで、LA第一弾はこの辺で…。

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