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2008年12月

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サンフランシスコ旅行記 01.~09.

San Francisco

01.

こっちの子供はほんっとにかわいい。
着陸した飛行機で。
前の席のつやつやで、くりんとした髪の毛の、すきとおるような肌の女の子が、
「ルーキャッダーッ!」(Look at that !の片言バージョン)
て叫んだときには、さらって行ってしまおうかと思いました。


02.

1231deyoung.jpg
デヤング。そして

1231piano.jpg
ピアノ。

デヤングとピアノ。
砂漠とオアシス。
建物の、複雑なつくりと明解なつくり。(自分の位置を把握できるか否か)
禁止と自由。
それらからくる、展示の高尚な印象と身近な印象。
本当に対称的でした。

デヤングでは、男の子がお母さんに、床に座ったことで怒られて(「クリスマス休暇が台無しよ!帰るわよ!」って。言われることは日本でもアメリカでも同じ笑)、
展示の品々はもちろん触っちゃいけなくて、
持ち物さえも制限されて。
ピアノの建物では、子供たちは走り回るし、床に座るし、なんでもあり。
どちらがよくてどちらがだめ、という話ではなくて、
2つの建物が大きな広場を介して向き合っていて、
それぞれの建物の性格がそのコンセプトを貫いているのがとてもおもしろかったです。

そしてもうひとつ、スタンフォード大学で見た美術館。
この美術館のつくり自体は普通です。
ミュージアムカフェがスカルプチャーガーデンに向かって開いていますが、それは、デヤングとピアノと同じ。
ただ、あきらかに高尚なものとして認識している、有名な画家たちによる絵画が無料開放されている、てことだけで、
カフェと庭の使われ方があきらかに違っていることが印象的でした。
デヤングのスカルプチャーガーデンは、文字通り、スカルプチャーガーデン。屋外の展示をするための空間です。
ピアノでは、中、外の意識があまりない感じで。でもそうなると、中が自由なだけに、より快適な中がメンイで、意外と外は使われていません。
そしてスタンフォード大学の美術館では、そのあいのこ。
こどもたちはロダンによじ登って、考えてる人の顔を覗き込む。
おばあちゃんはカフェから孫たちを見る。公園の使い方とかわらない。
建築というよりシステムにかかわるとこになってくるけれど、この3種の美術館の違いが興味をひきました。

デヤングは、銅でできていて、そのうち錆びて緑色になって、まわりの木々に溶けていくそうです。
建物自体がそう変化したとき、今のピアノの建築との対称がどうかわっていくのか…変わることを期待しているのですが…楽しみです。


03.

1231海

地球の歩き方西海岸の’サンフランシスコ中心部’のマップのページを開いたら、
地図全体のおよそ半分にまたがって広がる公園が…
Golden Gate Park。
…こりゃ横断するしかない。
旅行3日目は、公園の横断から始まりました。馬鹿げていますか?笑
横断してみて思ったことは、横断すためのものではないということです。。。
日本とは規模の違う木々に、初めは感動していたものの、
途中からはすっかり慣れてしまいました。
たぶん、虫食い的に公園を楽しんでも、このスケール感を味わえるのが、この公園のいいとこなんでしょうね。
ただ、全部横断してよかったこともあって。
最後西端にたどりつく直前、単調から一気に木々の様相が変わります。
ほんまにでかい!そして砂漠地域に生えてるみたいな、独特の木にかわって…
海。
対岸になんにもない、若干弧を描いた海岸線。
半日を費やしたから感動しやすくなってたのもあるかもしれないけれど笑、感動しました。

(今になって考えると…)懲りない私が次に思い立ったのは、東西横断のあとは南北横断!
市内を走るバスを使って。
このバス、運がよければ、朝一回1ドル50セント払えば一日乗り放題の券をバスのドライバーがくれます。
この券を手に入れられるか否かは乗ったときの笑顔が重要です笑。この日もこれを手に入れていたんです。
途中でout of serviceになってバスがカフェに横づけしてドライバーはコーヒーを買いに行ってしまったり、
行き先が思っていたところとちがったらしく、想像以上に南まで行ってしまったりしつつも、
南北横断も無事完遂しました。

このとき訪れた北端。ここには観光の名物のGolden Gate Bridgeがあります。
観光バスの発着所や、駐車場があるのは橋の東側なんですが、これも、私はまちがってまず西側に降りたちました笑
でもそこには、昔の軍の要塞跡が残っていました。
はじめはそれがなにかわからなくて、なんだこれは!?という探索からはじまりました。
天然のアスレチック兼絶好の展望台になっていて、
私と同じようにたまたまたどりついた人たち?が、思い思いに景色と、そこで過ごす時間を楽しんでいました。
これが近々、すっかり取り除かれて、植物が植えられて、整備されてしまうそうです。
スタンフォードで見た、ラベル付けされたランドアートを見た時よりも、
発見の喜び、人間の作ったもの、に対する感動はひとしおでした。
なんでも整備して、快適に、わかりやすくすることがいいのか。
整備されたら、それはそれで感動するんだろうけれど、このとき感じた感動とは違ってしまうんだろうと思います。
もったいないなあ…

南は区画された家が、地形とは無関形に、グリッドにのって広がります。
この路線には、車内表示が流れてました。
あまりに同じ景色ばかりで、自分がどこにいるのかの手がかりは通りの名前だけなのです。
ずーっと住宅が続いた先には何があるか…
その答えは、大型スーパーと、ショッピングセンターと、巨大な駐車場でした。


04.

1231park.jpg

ピアノでは普通に久々の水族館を楽しみ、
公園でも久々に万博公園に来た時のような楽しみをしましたが、
周りは家族ばかり。
さすがにさみしくなりました。
去年の今頃、正月に一人神戸にひきこもっていたときも思いましたが…家族っていいなとしみじみ思います。
普段は当たり前で、よく見えない幸せを、ひしひしと感じました。


05.

1231wine5.jpg


シーランチが見たくて、雪のと坂のシアトルでちょっと滑りながらも運転の練習までしたんですが、
-サンフランシスコから片道三時間。
-車借りるだけで$100以上かかる。
-こっちの人たちの運転が荒い。
-シーズン中なので予約が入っていて、600m離れたとこからしか見学させてもらえない。(自分で泊まるには高すぎる。現役の別荘地なので。)
600mて。で、泣く泣く今回は断念…シーランチも、ドライブも、本当にしたかったのだけど。。
かわりにヘルツォークのワイナリーを見に行くことにしました。
繊細な性質をもつワインを本当に大切にしている方たちのワイナリーで、
テイスティングやレストランを併設しているワイナリーがたくさんあることで有名なナパで、
固く訪問者を受け入れない姿勢を守っているワイナリーです。
そんなわけで、事前にメールと電話でお願いして、アポをとって特別に見せていただきました。
(ただし、月一回、第一水曜日には建築ツアーがあるそうです。)

地球の歩き方―アメリカ版―に、「バスを使えば歩いてでも楽しめる!」と書かれていても、気をつけなくてはいけません。地図上ではそんなに遠くはないナパは、めちゃくちゃ遠かった。
ワイナリーのあるナパバレーに行くバスは、空港から2時間に一本。
市内バスは一時間に一本。
歩くことは不可能…高速ばりに飛ばす車の走る道(市内バスもこれに乗って走る。)の両側は信じられないスケールのブドウ畑。
一番近くのバス停でおりて、「1ブロックだけ歩いてね。」といわれて歩くこと15分。
ようやくゲートに到着。が、建物は見えません。

まずブドウ畑に本当に感動しました。
きれいに整列して、どうやって収穫するのかと思いますが、どこまでも続きます。
たどりつくまでに時間がかかりすぎて、少し傾きだした陽を受けて、
つやつやと輝く熟れたブドウ。
本当に広大で詩的な世界でした。

ほんとにアポ取るときも含めたら、三回目の電話をかけて、
ゲートを開けてもらう。(「You made it!!」て祝福してもらう)
がらがらと自動でゲートが開いて、ようやく建物が見えます。建物まで、そして建物の門を抜けてずっと続く一本道。建物にたどりつく前に、小さな小川と、それをわたるための橋と、その脇に木がすこしだけ生えています。
両脇は整列したブドウ畑。
建物の背後に夕日。
逆光になって、ようやく辿り着いた建物の姿を隠します。
仕事を終えた、という感じの男の人2人と、でっかい犬二匹が遠くに見えるほかに誰もいません。
緊張しながら、なんだか、神聖?な気持ちになってゆっくり進みました。すごく複雑な気持ちで、ドキドキしました。すべてのものがものすごく美しかったんです!
背後のでっかい幹線道路の車の轟音が距離だけによって消えていって(低い葡萄の木以外に、遮るものはありません。)
建物からかすかに、カントリー調の、ギターの音楽が聞こえてきます。
近づくにつれて、まぶしいなりにやっと建物が見えました。
ブドウ畑の均整と、建物の厳格な四角形と。
それでいて地面から生えてきたようにも見える石の建物、
ほんまにきれいでした。
石は生きている
って言って、イサムノグチは毎日自分の石に水をやっていたと聞いたけれど、そう感じさせるような強さを感じました。
ここの中で、ワインは静かに熟成しているんですね。
近寄って触ってみました。自分の手が柔らかいことに驚くような、へんな気持ちになりました笑
どんなに小さな石も、上からの力を支えていました。びくともしません。
中には重みに耐えかねて、砕けている石もありました。
その力強い石が、地面と同じ苔で覆われ始めようとしていました。
こうやって、この建物は、完璧にここの風景の一部に見えました。

4回目の電話で、お礼を告げて、ゲートをもう一回開けてもらって、(「よかったわね!きをつけて帰るのよ!!」)結局一度も顔は合わせることなく、帰路に。
道路沿いを再び1ブロック歩き、(このままさらわれたら、私は果てしなく遠くに連れてかれるだろうな…でもま、この道でブレーキ掛けたら、間違いなく交通事故だ、とか考えながら。)
バスを待って、バスに揺られて、
計約3時間かけて家に帰りました。

1231wine4.jpg

1231wine3.jpg

…帰りのバスを降りて、空港に到着。
バスをまっているとき、フィリピン人の陽気なおじさんに声をかけられる。
彼は、まさに私が行ってたナパに帰るのだそうで。
危うく彼の息子の嫁にされるところでした笑
もう少し便利なとこがいいから、丁重におことわりしましたが…



06.

1231bar.jpg

この日の夜は、おうちをシェアしているアイルランド人のトムさんにつれてってもらって、もう一人のルームメイトの日本人のかおるさん、トムさんの同僚のフランス人、その彼女とアイルランドバーへ。
アイルランド民謡の生演奏を聴きながら、まったりした夜をすごしました。
キャンプに行ってライオンに襲われた話とか。熊に出会った話とか。日本の山ではクマもライオンも出ないのかと驚かれたりとか。…他愛もない話!?です笑。

この日の前日は、かおるさんとその彼(サンフランシスコ人)と、近くのカフェへ。
バーではなくカフェ。夜の11時ころまで開いてるそうです。
昼間は観光客でいっぱいのリトルイタリーのカフェも、朝と夜この時間は地元のひとっぽい人でいっぱいです。
サンフランシスコは刺激のない街だと話していました。
学生と、お年寄りの街だと。
確かに、こうして外国人が集まってきて、自分のコミュニティーを築いてきたパワーは、すごいものがあります。
でも、逆にいえば、その開拓者たちを受け入れる器のような街なんだと、話していました。
こうやって半分住んでみてじわじわ味わう旅も、いいものです。


07.

1231greenwood community

今回の旅でたまたま2つの大学を訪れてみて、それもなかなか面白かったです(時期的に学生がいなかったことも、ひとつ、新しい視点で大学を見れておもしろかったことのひとつかと。)
歴史が積層していて、何か発信しようとしていて、人々のコミュニティができていて、(可視、不可視含めて…)必ず学生の街が付随していて、独特だから。

でかい大学の敷地、目玉があります。
神大は個人的には百年記念館。すごく個人的だけれど笑
あの予想もしない感動が、すごくいい。
UWはレッドスクエアという、レンガの広場。でかい。そして、いろんな歴史を越えてきた建物が広場を囲みます。夕日がさすと、ドラマチックです。
スタンフォードのやしの木並木。それに続く、宮殿かと思うような建物。
バークレーは…平和でした。ただこれといって目玉はない笑。全体がゆるやかーに、町や近所も巻き込んで、よい大学の雰囲気を表現しているような、そんな雰囲気でした。

校門のある場所を見てみると面白い。
神大景色に面していて。
UWはそのままグリーク寮街に。
スタンフォードはカルトレインの線路によって切られてます。
バークレーは学生向けの賑やかな街路にそのままつながってる。

バークレーではハルプリンのランドスケープで、シンドラーのおうちをはじめとしてモダニズム(木製。)な家々がコミュニティをつくっている、
Greenwood Communityていうのを見ました。
たまたま見つけたこれ。
三輪先生の授業にでてきたのは、これだったような…??
日本の路地のスケールで、けど木はアメリカンスケールで、ものすごくここちよい住宅街になっていました。

1231シンドラー



08.

1231アルカトラッツ


サンフランシスコの南端には、脱獄絶対不可能の監獄、アルカトラッツという島がありました。
うん、これはおもしろそうだ。
そしてまた、多くの家族づれに交じって、島にわたってきました笑
もともとは、ゴールドラッシュ時代に、要塞として開拓されて、
サンフランシスコからたったの2キロしか離れていないのにもかかわらず、風がふきつけ、高い波が押し寄せ、脱獄を企てても、成功した人はいないといわれているそうで。
インディアン(…て呼んでいいみたいです。)の国になったことも。
そして今は、この珍しい歴史に魅せられてやってくる観光客からのお金によって、
ナショナルパークとして、新しい使命を担って今もたしかに生きている、そんな島です。
観光の先にあるものが確かにあることが、この島を魅力的にしていると思います。


09.

日本では年が明けましたね。
こっちではこれからです。
ちょっとしたパーティーに参加して、寝て、荷造りしたら、シアトルに帰ります。
いい旅でした。

A Happy New Year!

サンフランシスコ旅行記 00.

San Francisco

00.

雪のシアトルを後にして、やってきましたサンフランシスコ!!
この明るさが久々すぎて、写真がどれも若干暗めです笑

ホリデーという映画、
クリスマスホリデーに、2人の単身女性が、ホームエクスチェンジして、エクスチェンジ先で恋に落ちるっていう、なんともめでたく幸せなストーリー。
まったくありえない!と思っていましたが、そうでもないかもという気もしてきます。
…恋に落ちるうんぬんの部分ではなく、ホームエクスチェンジの話です。

シアトルの今の家を探した時と同じサイトで出ていた、2週間200ドルのお部屋に滞在しています。休暇中だけのホームシェアです。こんなのもあるんですね。
こっちにくる前から、メールしたり、電話したり、Face book(mixiインターナショナルver.)を交換したりと、相手が信頼できる人かどうか、お互い連絡を取り合いました。
…これがすごくいいところで。
しかも、私の大好きな旅行スタイル。決してぜいたくでなくても生活を体験できるタイプです。
(写真を近々更新します!)

立地はノースビーチというところ。うろ覚えな記憶によると、フルハウスのような街です。
ダウンタウンからチャイナタウン(本物。がちんこ。でかい。)を抜けて、イタリア人街にちょっとはいったとこにあります。ワシントンスクエアから徒歩一分。

1227屋上から

イタリア系の人たちが、朝のひとときカフェでまったりしているのを見、→中国系の人たちが市場で活気づくのを見、→ダウンタウンに出ます。中国人のパワーはすごい…
チャイナタウンは、ありがたい食糧庫でもあります。リンゴ一個がなんと40セント。
イタリアンカフェは、甘さ控えめの上品な雰囲気です。
両者は混じることなく、接して、共存してる、そんな感じです。

ハウスメイトは、日本人の女性(けど今旅行中。。)と、海岸沿いの、有名なでっかいカジュアルかにレストランで働くアイルランド出身のトムさん。
サンフランシスコ滞在初日の夜は、トムさんのお店でこの辺で名物らしい、そして名物かどうかにかかわらず大好きな、クラムチャウダーならぬクラブチャウダーを堪能しました!

サンフランシスコには、建築もたくさんあります。昨日までに行ったとこリスト。
リべスキンドのJewish Museum
1227リべスキンド

モーフォシスのFederal Center

ゴールデンゲートパークの中にある温室、
1227温室


人人人人…の2件、(アメリカではディズニーランドでさえも行列ができることはないと聞いていたのに、長蛇の列!)
ヘルツォークのデ・ヤング美術館と、(イブサンローラン展と、マヤリン展でした。)
1227デヤング


その向かいにあって、いろんな意味でまったく対称的な性格をもつ、この夏オープンしたピアノのscience museum
1227piano.jpg


↑いっこいっこについては話し出すと信じられないくらい長くなりそうなので、今はとりあえずさらっと書いておいて…笑

そして今日は世界の車窓からごっこしながらスタンフォード大学へ。さらにあったかい場所へ!
電車は一時間に一本、乗り換えなし、単線で、サンフランシスコからサンノゼまで伸びるアルカトラックという2階建ての電車です。
向かう先、スタンフォード大学は、アメリカでも有名な私立大学。
UWもたいがいその規模に驚いたけど、正門から中心にある建物までの距離と、対称形の徹底度が違う。(正門から中心建物まで片道普通に歩いてなんと30分、その間、ヤシの木の並木が延々と続き、その奥は、森。)
1227やし


そして、大学の所有する美術館は入場無料にもかかわらず、コレクションは一級品。
アメリカンなスケールでした。
初めてかもしれない、ランドアートもここで見てきました。
ランドアートは、自然の中に溶け込めば溶け込むほどに、人間の造作が引き立つように感じます。
そういう意味では、ラベル付けされたこの作品は、美術館のほかの多くの作品に少し埋もれてしまっているようで少しかわいそうな気もしました。

ここでも建築も見てきました。
ピーターウォーカーのお庭、
1227ピーター

気になった、きれいな建物
1227きになった

ノーマンフォスター×2。
1227ノーマンフォスター1
と、
1227ノーマンフォスター2


これもとりあえず感想抜きにさらっと…。



おかしのいえ

Seattle

クリスマスは家族と過ごすものらしく、
地階に住む大家さんの兄弟も実家に帰っちゃいました。
…そして、この家の全館空調のヒーターがつかない!!(これがついても、私の部屋はこのヒーターの対象外みたいなんですが…)
どこにスイッチがあるのか、わからず。
家にいてもコート着っぱなし。家の中で白い息が出ます。笑

明後日からは一人旅、サンフランシスコに逃亡です。それまでの我慢、我慢…

さて。
おかしの家を建てました!
夢がひとつかなった気分です。
クリスマスの習慣だそうで、キットになってスーパーに売ってます。

step1.ボンドづくり。メレンゲ+iced sugarていう大量の砂糖。

step2.地面となる部分の穴にボンドを詰めます。
1221お菓子の家1

step3.壁を建てます。
1221お菓子の家2

step4.さらにボンドをぬって…
1221お菓子の家3

step5.屋根を載せます。おうちの形になりました!
1221お菓子の家4

step6.デコレーションしたら…完成です。所要時間、約15分くらい、かな?
1221お菓子の家5

とりあえずものすごく幸せな気分になれます。
味はとにかく甘い…
も少し味も考慮したお菓子の家に来年は挑戦したいと思っています。来年の今頃、はたして時間はあるのでしょうか。という疑問はありますが…

メリークリスマス。



studio 後編

Seattle

シアトルは雪です。
しかもすごい雪です。
ずーっと振り続けています。
帽子、重宝してますよー、
もちろん、コートの下はあのTシャツで…笑

寒い日は、窓からきれいな雪景色を眺めながら家で時間を過ごすのが幸せ。
映画をよく見ています。
近所のビデオ屋さんは、ここらへんでは少し有名なほど規模を誇ってるそうで。
どんなジャンルのDVDも取りそろえています。
そして、その規模よりもすごいのが、店員さんたち。
そこらへんの図書館の司書よりも映画のことを知っています。
パソコンのキーワード検索よりも正確に観たい映画を探し出してくれます。
そして時には彼のお勧めまでちゃんとしてくれます。


そんな彼らの手助けのもと、最近観たおもしろかった映画たち。ジャンルばらばら笑

-12 Monkeys ...時空を旅することができたなら…Le Jateていう映画が下敷きになってます。SF。

-Man On Wire ... ワールドトレードセンターに綱掛けて、綱渡りした人のドキュメンタリー。芸術的で、感動的な絵にひかれて…

-Vantage Point ... 大統領暗殺の10分くらいの事件を、様々な人の視点で追って、最後に真相がわかるっていう…

-JUNO ... 温かい気持ちになれます。

-007 ... 最新作ではあのビルディングが爆破されちゃった…!!ボンドは絶対死なないので、安心して観れます笑

-Space Odyssey 2001 ... むむむ…難解。ただ、構成自体もストーリーのメッセージとかかわっているような??私が生まれるより20年も前に思い描かれた2001年の絵というのは、なかなかおもしろかった!

さて、設計の後編。
以下が成果物!!
2500×1000×2枚の大物です!!アメリカは土地が広いからね、見やすいのであれば、でかい方がいいじゃない、って思考みたいで。

1220presentation.jpg
1220presentation1-2_.jpg
1220presentation2.jpg

説明を追記します!プレゼンボードと対応…

一番トップの四角形。
時にはある一面がもう一方より手前に見えるけど、時には逆に見える。
2つの異なるものを、濃度ではなく、その時々によってどっちにも見える、ていう考えを利用します。
この建物は大自然になじんでいるようで、でも街並みになじんでいるようで。
またはどっちにもなじんでいないようで。
そんな印象の建物。
そこに生えてる気は、シアトルの種類豊富で魅力的な街路樹です。
「今のところは、」urban horticultureの学生の手によってコントロールされてます。
自然とのファイターズですからね笑。
そういうわけで、一枚目の立面図は、過去の姿か、もしくは未来の姿か。それはわかりません。

この建物の機能は一時のものだと考えます。
だから、形は機能に従って決まるのではないもので決めたいと考えました。
黄金比率は完結したものではなく無限に広がり、あるいは縮小する可能性を秘めたものです。
建物の広がる、縮まるの動きは、
木や、人によって、
木の成長に似たすごく長いタイムスパンでなされます。
今のところは、urban horticultureのビルとして、この街に貢献するものとして機能しているのですが。

sustanabilityの私の解釈は、
変化に対応して、低エネルギーでこの建物自体がゆっくりと変化していけるという考えです。

自然の形は確かに美しい。けれど、それは時間を経て、合理的にできた形だから。
人間がじゃあまずものを作るとき、合理的にものを考えようとするときは自然にグリッドからはいります。ほかの人と考えをシェアしようとするとなおさら。
だから、これにまず従うことに。
そして、木や、この建物のシステムが、このグリッドを溶かしていくことを考えました。

そのシステムは、鉄骨のフレームを先に組み立てて、そこにLGSとグレーチングで床、壁、天井をつくっていくというもの。
グレーチングとLGSは、変化に対応します。簡単な工事で付け加えたり、外したりすることができます。
鉄骨のフレームは、それとは違って、建物の年齢を示すものとなるでしょう。

グレーチングは、正面から見ると中が丸見えになりますが、角度をつけてみると、見えないという効果があります。
これを利用して、建物内部に、外部空間を取り込んで、街の変化とは違う、そして風景的には一体となるような空間を作ります。

西側の街路側からアクセスすると、木の枝レベルのオープンスペースにでます。
東側の路地側からアクセスすると(街路レベルよりも一層下)、スケールのキープされた研究室やら温室やらのレベルにつながっています。
両者は、建物の中に入り込んだ自然地形によってつながります。

中の機能の要求、気の成長によって、建物の中身は形を変えてゆきますが、
コンクリートで守られた地下の空間から続く、中心にある階段状のレクチャールームは「最後の砦」です。これもいつかは、変化に対応してゆくことになるかもしれません。

相変わらず、日本語英語問わず説明下手ですが、、以上です!!!!!!





studio

Seattle

1214雪のシアトル

シアトルは一昨日から雪でした。
ようやく、しもやけのできる寒さ到来です。
もらったふわふわ帽子もデビューしました!心も体もあったかいです。


さて、今ようやく最後のレポートを提出して(実は、ほんとは先週末が最終提出だったんですが、たった今学期の最初のレポート、英語力不足による再提出だったのです。。。笑)、いよいよ遅ればせながらも、Christmas Holiday! がやってきました。

今日はずっと封印してた設計課題の話をしてみようかと思います。とりあえず第一弾。
いっさい書かなかったけど、週三回1時半から5時までみっちり先生がスタジオにいて、
週一回はかなりオフィシャルなピンナップレビューがあって、
生活のほとんどは、これに支配されていたんです。

敷地は、Capital Hill. 大学からバスで30分くらいのとこにある、丘の上のくぼ地です。5ブロック×5ブロック,400m四方くらいの範囲です。
大きな通りが、ダウンタウンから続くPike,Pineと呼ばれる東西方向の大きな通りはわりと栄えていますが、
通りと通りを結ぶ南北方向の道は閑散としています。
今年シアトル建築学会のような機関(AIA)に表彰されるような新しい、流行にのったビルディングがあるかと思えば、昔の煉瓦造りのパーキングのリユースによるお店がたくさんあったりもします。
リユースの安い建物を利用する芸術家も多くて、パブリックアートも豊富。
敷地には貯水施設を地下にもつ大きなスポーツ公園があり、敷地のすぐ隣にはSeattle Community CollegeやHollの教会のあるSeattle University があります。
そんなわけで、平日の昼間は学生の健康的なにぎやかさがあり、
夜には独特の雰囲気のバーが活気づく(ホモ文化の有名な地区でもある)そんな場所です。
また、ある一定のステータスのある街×オープンな性格の街=ホームレスの多い街の性格に漏れない地域でもあります。乞う者がいて、与える者がいるからです。

クラスはまず、敷地の徹底調査から始まりました。

12人1グループの8グループにわけられて、各グループに建物、歴史、交通、人の動き、環境、トポロジー、が割り振られます。
私のグループは環境担当。その中でも、緑、ごみのサイクル、水、電気、を各自で分担。
私は、電気と、水担当に。
日本でだったら、とりあえず市役所へ…となりますが、
こっちではサイトの充実具合が半端ない!敷地とネットで十分すぎるほどの情報が得られます。
水と電気ははどこから来てどう供給されているか?
それがパブリックスペースにどんな要素として表れているか?
ネットと英語と苦手な調査(というか探し物というか)との格闘。
交通のグループはかわいそうに、週末中、敷地で車の数をカウントしていました…
ここで初プレゼンを経験。パワポです。
こんな感じ…

1214 storm water


次にこのグループは完全に解体されて、4人のグループに放り込まれます。
敷地の中でさらに敷地を自分たちで設定して、新しい大学を建てるためのコンセプトを作ります。
私たちのグループはinjection:注入というキーワードをあげました。
猶予は3日。模型と、ダイアグラムと、必要な調査項目のピックアップ。
プレゼンするためのプレゼンを仕上げる。

ここでまた12人規模のグループに放り込まれます。
今度はかっちりしたマスタープランづくり。
このあたりから、ようやく楽しくなってきます。
私たちのグループは、alleyに着目。
こっちでalleyというと、直訳したら路地なんですが、日本の路地とは違います。back streetなんです。
ゴミを収集したり、(こっちでは各家ごとにたいてい緑色のでっかいごみ箱があって、そこにゴミ収集車が収拾にやってくる仕組みになっている。)雨どいがついてたり、そういうものが集められている、暗い場所なんです。(ちなみにスケールは、さすがアメリカ、こんな場所でも4m超えもしばしば笑)
もちろん性格上治安的によろしくないので、ロックされていることもよくあります。
これを活性化させて、車文化の歴史を例にもれずもっているこの街に、walkableな大学施設を挿入しようという案です。
この路地のケーススタディで即座に出てくるのは日本では駒ヶ林のような住宅に囲まれた路地ですが、
こっちではカフェなのです。商としか、パブリックスペースは結びつきえないようなのです。
日本では、生活(:私)がにじみ出す、というような表現をもって表出を定義したりしますが、
こっちでは、公の空間に対する、私の表れは、あるにはあるけれどもっと意図的なのです。
店舗が街路にはみ出してくるのは、街路の公の性格を取り入れることが店の利益になることをわかった上でのこと。
住居に関しては自転車さえも、「自転車置き場」と決めない限り、基本的に家の前に放置することはありません。
通りに放りだされた瞬間に、その持ち主は匿名化されます。
さまざまな飾り付けは、もちろん自分たちの生活の中での楽しみでもあるけれど、
あきらかに、公に見せることを意識したものなのです。
この文化の根づくこの街で、スケールが似ているからと言っていきなり一階に住居スペースを作ったからといって、日本でのような効果が得られるとは思えず…
かえって固く閉ざしてしまうでしょう。
ということで、家は家でも学生のための住居、大学施設、そしてやっぱり店(既存)、スケール感、動線、そういうものの合わせ技によって、新しいalleyを提案しようとしたのでした。

…こんな込み入った話をするのに12人のグループはいくらなんでもでかすぎました。
こっちではとってる授業も人によってさまざまなので、1日おきにやってくるチェックに向けてスケジュールを合わすのも一苦労!
プレゼンでは、十分に示し切れずでした。
ここでこっちのプレゼンに初対面。大胆。プロッターで、1m×3mくらいのプレゼン。

このスタジオの一方で、週二回あるUrban Design and Preservationの授業では、
本嫌いの私が日本でこんなに読んだことないというくらいの量の関連文献を読まされました。
…じゃなくて読みました笑。
そして必死に書いたレポートは再提出で…笑
もう、ふんだりけったりでした。

でもその大量の文献を読んでくと、わからないながらもさすがに発見もあるもので。
たとえばグリッド状の都市について。
日本でこれをみつけると、即座に眉間にしわをよせますが、
土地が広大であることと、歴史的にアメリカは熟成して自然発生的にできた街っていうのが少ないから本当にすごくよく考えていて、グリッド状の街のプロフェッショナルなんですよね。(そして人間の思考の性質上、そうやって考える方が考えやすい!)
それを具に見ていくのは新しい経験だったし、
あと経済的損得の考えを授業で包み隠さず…というか主題として話すことも新鮮でした。

それから、欧米人のオープンさ。
パブリックスペースでの人の行動を観察し続けたWilliam H. Whyteという人の記録ビデオは、今見ても(そして難しい話一切抜きにしても…)普通に面白かった。


―(たぶん)つづく―









誕生日

Seattle

先日、誕生日を迎えました。
多くの人にお祝いしてもらって、ほんまに幸せです。
日本からも、とってもうれしい贈り物が…

1205バースデイ

幸せな誕生日を迎えました。23歳もがんばれそうです。
縦書きの、みんなからの分厚いラブレターはtully's の袋と一体化していて、実は今日初めて気づきました。
読んでくれてはる人がたくさんみたいなので、この場を借りて…
ほんとうにありがとう!!!!!!!感動でした。

手紙読んで元気出して、
先生たちの顔見て、
帽子かぶってどんぐりみたいになって時代先取りして、
恋愛について学んで、
素敵な23歳になろう!と思います。

とりあえず、目前の怒涛の期末と戦います…



Home > 2008年12月

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