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2009年03月

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ザ・アメリカ

Seattle

復習ネタもひと休み…
今日は先日シェア仲間の一人と少し飲んだ時の話です。

帰宅すると、いつもお茶を勧めてくれるとさかのベンソンが「飲まない?」と誘ってくれました。
(パーティーに行くときには、髪の毛を顔の二倍の高さほどにピンと立てるのです。真上から後方にまで5本くらい。そんなわけで、とさかのベンソン。あと、頭の半分の髪はきれいにそってあります。その威嚇的な髪型とは裏腹に、優しい、弟分的性格。)
うん、いいよー
というと、日本酒を持ってきてくれました。
残念ながら日本酒は苦手なんだー…
というとどこかに消えて、20分。
なんと彼は近くのスーパーで梅酒を手に入れてきてくれたのでした。

そんな子です。

口数はそんなに多くはありませんが、いろいろ質問すると、穏やかに、いろんなことを話してくれます。

彼は今、UWの三回生。森林学を勉強しています。
夏には山にこもりきって、
いろんな研究をするそうです。
そのスケールは、森林全体、食物連鎖規模から、遺伝子サイズまで多岐にわたるようす。
てっきり弟と同い年くらいと思っていたら、
24歳だそうな…まさかの年上。
UWにくる前にコミュニティカレッジで、スペイン語と宗教学を学んだそうで、
よくリビングで分厚い難しそうな本を読んでいたりもします。
日本にもとても興味があるそうです。

…と、ここまでの話ではまじめなようなんですが。
日本に興味はあるけど行けない理由があるといいます。
彼、高校時代は悪かったようで、
酔ってフェンスを壊して、(余罪もあって、)一日牢屋で過ごしたことがあるそうです。
そのために、5年の出国禁止+大金の支払いをしないと、海外には行けないそうです。
そしてその晩の牢屋のルームメイトは、
一緒にカードゲームをしながらつらい牢屋で一夜を共にした「いいやつだった」そうですが、
マリファナやらもっとよくない薬に絡んでいた悪党の下っ端?だったそうで、
その夜の数日後に誰かに射殺されてしまったそうです。……えぇ。
彼は淡々と続けます…「I'm sorry(かわいそうに…)」

彼はgoogle mapで彼のホームタウンを見せてくれました。
シアトルから山を越えて東の方、同じwashington州にあるMoses Lake というところです。
…解像度がおかしくなったのかと思いました。
0324moseslake.jpg

畑だそうです。乾燥地帯なため、
直径700-800mの円の中心から水を引き上げてきて、
腕の長さ350-400mくらいのスプリンクラーで水をやるんだそうです。
この写真の範囲にとどまらず、果てしなくこの風景が広がってます。
詳しく見ていくと、世話されなくなった円は茶色になっていて、
中にはその円に従って家が建ってるものもあります。

学会コンペで題材の候補になった兵庫県の稲美町のため池を思い出しました…
0324tameike01.jpg
上のmoses lakeと同じスケールだとこんな感じ。
ため池のある区域だけ示すために少し寄ってみると…
0324tameike02.jpg
こんな感じ。
航空写真で見る限り面白そうだったけれど、完全に人間のスケール感を越えていて断念しました。
ため池めぐりの途中、レンタル自転車がこわれて悲惨な事態になったのを思い出します…

でも、Moses Lake の奇妙な畑群、そんな、あるいはそれ以上の、スケールで広がってるのです。

じゃあおうちはここの農家!?
と聞くと、
いや、違うと。
彼のお父さんは今話題の納棺師だそうで。
もちろん、これについても、この仕事のお手伝いをしたときのエピソードをいくつ聞かせてくれました…
ここではもうあえてしませんが笑

どこまでも予想不可能な、彼。
結局、3時間強家のリビングでちびちび飲みながらずっとしゃべっていました。
話のしめに。
最近一番うれしかったことは、ずっと好きだった女の子とキスしたことだそうで。
めちゃくちゃ照れながら嬉しそうに話してくれました。

ほんとに、いい子です。



…泳いで飲んでブログ書いて
じつは、これらは副業、
今はポートフォリオづくりとジョンの写真のクラスの編集に追われています…終わるのか!?
今でも苦手なパソコン作業。のっそのっそと進んでいます。
修論も始めなきゃいけない…
泳ぎの効果を感じています。新たな体力をつけるorシェイプアップには届かないものの、
少しもとの体力を取り戻しつつあります…たぶん。
爪の色がよくなって、おなかの調子がよくなって、寝おきが少しよくなって、寒くてもなんとか活動できるようになりました。
…こっちにきて2番目の長期休み。
1番目のなんでも新しかった冬休みと違って、復習ばかりの耐え時。。
でも1週間ちょいの短い春休み、
あっというまに終わってしまいそうです。


sacrifice

Seattle

まずまえがき…つらつらと。
一度はじめてしまえばなんなりとがんばろうという気持ちがわいてくるんですが、
始め、が苦手です。
…でも、春です。
どんないきさつがあったか詳しくしらないけれど、
学校なり会社なり、9月に始まるアメリカと違って、4月を始まりとしている日本はえらいと思います。
なんだか物事をはじめようって気がしてくる季節です。
こんだけ前置きして、なにを始めたかというと、宣言していた水泳です。
5ドルでゴーグルを手に入れて(安い。)、
おんなじスタジオの仲間もたまたまみつけて、
楽しくなりそうです。
昔はいくらでも泳げたけれど、
50mごとにブレイクを挟みながら、
1000mでもう満足。
レーンごとになんとなく速い、ミディアム、遅いにわかれてるのですが、
速いコースはすごいです。
筋肉のかたまりが水をかきわけて泳いでる感じ。力強い。
ミディアムコースが私のいるレーンです。
ここのうまい人は、美しい。水が体にまとわりつくように見えて、
優雅で、無駄な力をいっさい感じなくて、すいすいと前に進みます。
いつまででも泳げそうです。
肩甲骨が固い私が水泳にむいてないって言われたわけがわかった気がしました。
遅いコースでは、
おじいちゃんやおばあちゃんが、浮いてるだけ…?いや、進んでる!って感じで泳いではります。
行き帰りのキャンパス内の散歩も楽しい。
桜がいい感じになってきました。7分くらい。
cherryblossom の感じはいまいちよくわかりませんが、
枝を黒くしっかり描くと、
あるいは、桜の写真をフォトショでコントラストをあげると、
桜からsakuraっぽくなる気がします。
ハチドリをみました。
ハチドリかどうかしらないけど、たぶんあれはハチドリです。
ブーンっ!と寄ってきて、
はちかと思って身を固くしたら、
鳥の形をしていました。
握りこぶしの半分くらいの大きさで、お腹の色がパッションピンクで、
すごく素早く飛んで行きました。一瞬の出来事。
でも、あれはハチドリだと思います。

本題にもどります…またです。sacrifice。
どれだけの人が興味を持ってくれているかわからないけれど、こりずに。何度でも笑
でも、今期のまとめ週間の一貫で…ね。
あくまで私の解釈です。
でも、読んでもらえたら、嬉しいと思います。

sacrificeは犠牲とは違います。
もっと捧げる、の意味合いが強いみたい。
捧げるものに、捧げたい!という意志があります。
そこが、victimとは違うところ。
捧げられたものは、giftとなって、
そのコミュニティに何らかの形で還元されます。

giftは、たとえばmonumentの形となって現れる。
つまり音楽や、詩や、建築の形になって。
この形になったとき、私的な捧げたいの気持ちも、コミュニティに還元されるわけです。
…そう、このコミュニティが大事です。これがないと、ただの消費になってしまうのです。
コミュニティがある限り、このmonumentはケアされ続けるし、
逆にそのコミュニティも、そのmonumentによって、少なくともその部分においては生き続けることができるのです。
monumentはきっと、過去のそのまんまの形である必要はありません。その時代、その個人によって、新たな”詩”、意味、解釈が加えられながら、それでも引き継がれていくのです。
だからこそそれはいつでも新鮮で、また次の世代へも引き継がれていくのです。

今期あるプロジェクトをしました。
編集のメンバーは、私と、こちらで働いているすえけんの先輩2方。
プロジェクトの内容は、シアトル本づくりです。
自分たちで今まで撮ってきたシアトルの写真の、写真集です。
末包先生の異動をきっかけに、なにかプレゼントがしたい!ということで、シアトル支部として始まったプロジェクト。
シアトルの今、日常を封じ込めた本にしようというのが趣旨です。
それぞれ日々、前に前にと進んでく中で、
それをきっかけに、ほっとそれぞれのシアトルの思い出を思い出してくれれば、と。

本は、編集ソフトをネットでダウンロードして、つくって送信したら、
数日後に立派に製本したものを届けてくれます。
一度作ると、ネット上で追加注文ができます。
写真もネット上の写真共有サイトを利用して。
意見交換もおもにメールで。
日本にいる先生、
UWの、まさにsacrificeの授業の先生、
NYにいはる先輩にもコンタクトをとり、協力していただいきました。
物理的に会う時間、場所が合わなくても、
8割方の事は運びます。

それでも、人間は最後にはきっと、最終的には物理的に接触しなくてはだめなんだと思います。
これだけではあとの2割は完了しないのです。
本に載せたメッセージのサインをいただいたり、本をそれぞれに手渡したり、
そしてそのこと自体以外に、
個人的に、いろんなとこでそれぞれのことをしている方たちとお話することコミュニケーションすることが、
とてもおもしろく、楽しく、有意義だったのです。
その本は、私たちが思い立って作ろうとした本でもあるけれど、なにより「末包先生」の本なのです。
そんな本というひとつのものを通して、このような機会ができた。
つながったのを感じる瞬間でした。
…始めた当初はもちろんそんな意識は全くありませんでしたが、
sacrificeの原理、こういうことなのかなー?
とふと思いました。
もっとも、これは私にとってだけのメリットですが、
これがもしも、ほかの人にとってもそうであったら素敵だなと思いました。
この本は、そういう意味でも、勝手ながら、私にとって大切な一冊となりました。
そして改めて、これもまた勝手ながら、先生に感謝しました。
先生、今頃シアトル思い出してくれてるといいなー…

そして、私がこちらに来る時も、たくさんの素敵なプレゼントをいただきました。
少なくとも、私の元気の源です!
だけど、どういう形かでいつかそれが私のいたコミュニティに還元されるように、
よし、がんばろ!
という気持ちになりました。

そして、懲りずに書き続けるsacrificeについてのこのブログもきっと…笑



追記…
生活も命もlifeと表現すること、
地面のこと(たとえば、屋上緑化の屋根の上にのってる土も)をearthと表現すること、
好きです。
詩(抽象的なことば)と実際が結びつくこと。
これが大切だと最近感じています。

The Center for Wooden Boat

Seattle

今期は前からちょこちょこかいてたように、
テクトニック学期でした。
風邪とこれに捧げてた一学期だったので、いっぱい書いちゃいます…

テクトニックとは?
超簡単に言ったら、建築のディテール部分に込められた意志みたいなもんです。


スタジオはケーススタディモデル作りからスタートしました。
2人組になって、私たちはHerzog & de MouronのRicola Storageを作りました。
Ricolaはキャンディ会社です。
ずっと体調不良だった今期は、製品にもお世話になりました。
(こっちののど飴は、なめると舌が腫れた気分になります笑)
モデルの高さは約60cm。実物はビル4階建くらい。

0321ricola model

0320presentation.jpg
もともと大理石の採掘場だった場所。
隣接して、その石が残っています。
この建物、外壁がすべてです。
大理石と同じで「堆積」する様子がコンセプト。
いっこいっこの羽根に雨水に直接あたって、中の断熱材を保護してます。
雨に直接あたるということは、痛む。大理石のように、羽根には時間も堆積していきます。
行ったことのある人の話によると、羽根は鳥の巣の屋根にもなってるんだとか。

■■
フィールドトリップにも行ってきました。
シアトルを北上したとこにある、Camaビーチ。
ここに古いボートセンターがあるということで。
昔の中流階級の人たちの観光地だったらしいです。

0321cama old

ボートハウスの中はこんな感じ。

0321sarah.jpg

■■■
さらに、ケーススタディ。
私の担当はOMAの図書館の雨じまいについて。
このビル、ファサードが重要ということで、垂直壁の部分では(機能がはいってるところ)雨どいが建物の中を通ってます。
窓は固定だし、詰まるとちょっと大変なことになります。
外側にある雨どいも、シンプルなデザイン。
斜めの壁のところでは、直接雨がガラスを打つんだけど、サッシが深いので、中からはさほど気になりません。逆光にもなるし。
雨を集めるための羽根は、溝の目隠しの役割も!?
ちなみに、トップのかっこいい写真は残念ながらネットからの拝借ものです。

0321OMA1.jpg
0321OMA02.jpg
0321OMA03.jpg

そのほかに得た豆知識…
ホールの教会の突起は、すでに出来上がってる壁をおこすのに引っかけるため(ティルトアップ)のものですが、
目地は、当初ホールの意図するところではなかったんだそうです。
現場で一枚壁では不可能とわかり、
シアトルの建築家が案を提出、
遠く離れたところにいるホールが、それを受託
したそうです。
目地もリアリティがある気がしますが、そんな事情だったんですねー
あと、目地下の雨のあとももちろん、予想外の事態。こっちはいけてません。。

外観

夏撮った写真。

■■■■

アメリカンジョークは面白くない。
とよくきくけれど、
アメリカ人は相当面白いです。
人間観察してたら、まったくあきません。

おんなじスタジオのマグダはある日、足が腫れてきたから死ぬかもしれないと言い出しました。
だれも冗談だと思って相手にしなかった中、
彼女はERに言って、絶対死にやしないという診断をしっかりもらって帰ってきました。

向かいの席のスティーブは、机の下からおもむろに2リットル入りの牛乳を取り出してラッパ飲み始めます。

隣のスタジオの先生のロブは、なぜか二度私たちのスタジオに来て、
二度とも模型を壊して帰りました。以来、彼は絶対にこちらに寄り付きません。

なかなかうまく伝えられませんが、
ぽい!て人が、まちがいなくぽい。ことをしてくれます。

■■■■■

0321tectonic model

これは私のではありませんが。
レーザーカッターのたまもの。
すごいモデルが次々と立ち上がっていきます。

私はというと…

0321コンクリート

コンクリートを打設してました。
まず、材料が重い。
そして手の水分を全部奪っていく…。
てなづけて、美しいピースを得るまでにだいぶ時間がかかりました。

もうひとつ面白いアイテムを入手…
ラスティーエフェクトと言って、
木材に三種の液を塗ることで、表面に本物のさびを発生させるというもの。

ちっちゃい方のモデルではレーザーカッターを駆使。
トポと一体なので、レーザーカッターなしには、こんなにモデルでスタディできなかったと思います。
完成品しか出てこないってデメリットはあるものの、時間は確実に節約できます。劇的に違います。

お金と労力は、相当なものでしたが、
とりあえず楽しかったです。

■■■■■■

途中、ジェイという構造の先生がやってきてクリティックをしてくれました。
彼には世界がきっと違って見えているのではないかと思います。
コンセプトを説明したら、
オプションを出してくれたり、
的確な寸法を瞬時にわりだしてくれたり。
本当にすごかった…
世間に出て、少し分野の違うこういうプロフェッショナルな人たちに出会うのが楽しみです。
そんなプロフェッショナルな人たちの間で仕事ができる人になりたいものです。

■■■■■■■

これに加えてまだ何度かプレゼンテーションの機会を経て、
ファイナル。
軽食を各自用意しなければなりません。
日本での定番はおにぎり、サンドイッチ…という感じですが、
こっちでは、チップス、クラッカー、ディップ、チーズ、クッキー
という感じです。
私は先学期と同じで。トマトと、モッツァレラとオリーブオイルとクラッカー。
バジルがない!て怒られましたが、なくてもおいしいです。

0321マグダ

動いちゃダメ。

以下はプレゼンテーションボードです。
ちょっと変わったフォーマットは、
後日本を作るので、それに従おうということになったからです。
それと、一般の人向けのプレゼンも予定されていたので、いつも以上にソフトな仕上がりとなってます。

0321 プレゼン

隣にある、ブラウンフィールドを利用したガスワークスパークスからのランドスケープの連続を意識した提案です。この公園には、大きな丘があって、それもキーとなっています。

大の苦手なコンセプトを200 wordsで、というのにも挑戦したので、コピペで掲載しておきます。
私の英語力の範囲なので、読みやすいかと…(おっ!という表現は、残念ながら先生が直してくれたとこです。笑)
This is where the water and the earth meet, where art and nature meet, where the past, present, and future of this region meet, and where people who are stimulated by these things begin their activities.
Concrete plates rise from the earth and lead people to the water, a world of freedom. There is no fear in stepping toward that freedom, for the steel plates provide protection by sacrificing their surfaces to the water and the freakish weather. Those elements are stable, but also changeable as time passes - a day, a year, a decade, even a century - like the gas works next door the structure ages within its context, involving its community.

There is no sense of inside and outside, or of architecture and landscape as one approachs and experiences, through the activities of making, watching, playing, learning, teaching, eating, sailing, and resting, this boundary place, with its narrow repetitive bands of insides and outsides.

The building elements themselves create a strong north-south direction which leads one down to the lakeside. Once there the site opens up in all directions and is filled, not only with wooden boats but also with other moving elements, including floating decks and furniture. From here you can go anywhere and do anything. Now, you are free.

プレゼンではメインに考えたことを前面に出してプレゼンしたい。
でも、機能面のことは、考えたはずなのに、あの場でぶわーっと聞かれると、もともとしゃべるの下手な上にさらに輪をかけて十分にしゃべれず…
ちょっぴり悔しいプレゼンテーションとなりました。

■■■■■■■■

最後はボートセンターでプレゼンテーション。
私たちの敷地はノースレークユニオン、
今回の場所はサウスレークユニオンです。

0321southlakeunion.jpg

写真じゃ明るく飛んじゃってますが、外は湖。すぐにボートに乗れる、フローティングハウスです。
絶好の展示場所!

…このような機会を通して感じるのは、一般の人は、こんなに似た空間があるにも関わらず、模型は模型、絵は絵として褒めてくださる…
空間て、そこらじゅうにあるのに、
プレゼンテーションの内容も、機能面に偏ってくる。
うーん。
なんだか複雑な気持ちでした。
だけど、こういう機会があることはお互いにとってとてもいいことだと思いました。
お互いが近づくきっかけになるから。


■■■■■■■■■

模型を壊さぬように超ゆっくり運転で学校に戻り、
近くのバーで一杯乾杯して、
疲れ果てて就寝…
…の、次の日は完全撤収です。
スタジオにある私物を全部撤去しなければなりません。
あのコンクリートの塊の模型も含めて。全部。
4時間かかり、バスで4往復しました。
もう。車社会。。。
部屋が狭くなりました。。。

これで、今学期のスタジオも無事終了しました。
うまくスタジオを盛り上げてくれた先生、
物も言葉も私を助けてくた友達に、
ほんとにほんとに感謝です。

ない

Seattle

捜索その一;ジャケット右ポケット
模型の買い物リスト(近くの本屋でたいがいの物をそろえる。スタジオから徒歩10分、でも品揃えはいまいち…)、
青いペン2本、黒いペン1本(青のペンテルは愛用品。ペンテルだけど、日本では売ってないみたい。一本はもうインクがへってきた。)、
カフェのレシート(学校から一番近いカフェ。休みの日の朝にはちょっとでも休日の幸せを味わおうと、必ず寄って一杯買ってスタジオにもっていく。いつも長蛇の列。店員さんは横柄。だけどこの一杯が忙しい休日の朝の幸せの鍵。この日のはアールグレイティーだったみたい。)、
リップクリーム(もちろんメンターム)。

捜索その二;ジャケット左ポケット
鍵3つ(家のと、部屋のと、借りてる自転車の。)、
student ID(学校とスタジオに入る鍵でもあり、身分証でもあり、図書カードでもあり、キャンパス内&周辺のお店で使えるクレジットカードでもあり、シアトル市内中を走るバスの乗車券でもある。これが’ない!’こともちょくちょく…)。

捜索その三;かばんのポケット
お守り、
空のSDカードのケース、
ちっちゃい鏡、
乾電池2つ、
三色ボールペン1本、青いペン1本(また青いペン!)、
香り袋、
ネックレス、
レコーダー。

…こんだけあるのに、携帯がない。
家に置いてきた。
でも、もうほとんどの友達が春休み。
長らくスタジオに拘束された末、休みに入ると同時に家族、恋人と、あるいは一人でどっかに出かけちゃう自由人たちから、
緊急の連絡が来ることはそうそうありません。
逆もしかりで、
そんなに困ることもない。

携帯がない=時計がないのはちょっと困るけれど…。

花粉と戦いつつ、一人シアトルの春を満喫してやります。
…まずはファイナル、あと3つ…!!
今日はプレゼン第二弾です。すんだらまた今季のレビュー記事を書こうと思ってます。

体調不良

Seattle

桜は2分咲きなのに。
花粉症はものすごくひどいのに。
ぽかぽかしていて春だと思っていたのに。
今朝もまた雪。。。
なのにシアトル人は平気で半そで短パンで歩いてたりします。
小学校の頃学年に一人くらいはいたけれど…各スタジオ(10人規模)に2人ずつくらいいます。
そんな人たちの温度感覚でスタジオの窓が開けられていたりして、
ますます風邪の原因になるのです。。

2日前。
お昼ごはんのサンドイッチを買おうと列に並んでいたとき、
急に始まりました…
くしゃみがとまらない。
こっちでくしゃみをするとみんなが
bless you!
て言ってくれます。
でも、もはや、こんなにくしゃみしたら、神様も見放しちゃうでしょう…
thank youて返事する隙もなく、くしゃみがほんとにとまらない。
なんだかおもしろくなってきて、くしゃみしながら、涙流しながら、笑ってました。笑
風邪中は絶対行かなかった保健センターみたいなとこに、
もはや我慢できなくなってかけこみ、薬をもらいました。
「眠くならない方」
と聞いてもらった薬は、
劇的に効くとともに、確実に私を眠くします…
今晩はきっと徹夜…もつのかな。

今学期も今週でおしまいです。早い…
なんだか体調がすぐれない一学期でした。花粉症も含め。
あとひとふんばり…春休みは体力づくりします。。タダだし、泳ぎます。楽しみ。
夏に向けていろいろ含めて準備もしなきゃ…!


あたりまえ

Seattle

また風邪です。こんなに体弱かったっけ!?て思う今日この頃…
始まりは先週の水曜日。長い。
追い討ちをかけるかのように、忙しくなって、
天気も小春日和かと思ったらまた雪が降ったりで。
でもようやく終盤です。…だと信じ続けて今にいたっているのですが。

近々卒業を迎える同級生が、餞別にといって貸してくれた一冊。
『日本語はなぜ美しいのか』
を読みました。
おもしろかった。読む時機さえ合えば、おもしろいはず。おすすめです。
土地と密着した文化の中でできてきた/文化を気づいてきた言葉の世界、
建築で形がどうできてきたかを考えるときとおんなじ考え方の道筋でした。

上(ue),
で、踊りを作ってきた日本人は舞を、
up,
で、踊りを作ってきた英語圏の人はアップテンポなダンスを発展させてきたというのです。

桜(sakura)
は、満開になったあと、散りゆく姿の両方をイメージさせるし、
cherry blossom
は、咲き誇る姿をより強くイメージする。

ある音に対する音に対するイメージというのは、世界共通だったりするけれど、
なににどういう音を当てるか、というのはその文化によって違ってて、文字通り母から子へ営々と受け継がれていくうちにできるもの。
音とイメージとは鶏の卵とひよこのようなもので、どっちが先ともいいきれない。
そこがおもしろい。
で、日本語は、そういうイメージでコミュニケーションしている割合がすごく多いんだと。

昨日、先輩と先輩の日本人のお友達の飲み会に参加させてもらった時の話。
店員さんも日本人で、その人はなんという名前っぽいか、という話になりました。
あけみさんか。私はのぞみさんかという予想。
答えはりえこさんで、
あーわかる!とかそうかな…ていう話で盛り上がっていました。

スタジオの隣の席の友達は、毎日無料で発行される新聞についてくるクロスワードを毎日かかさずやります。
それがはやって、今では毎日スタジオ中で考えています。
もちろん、これに関しては私はまったくの蚊帳の外ですが笑。
これのやり取りを聞いていると、英語には合成語?がとっても多いんだなていうのをすごく感じます。
クロスワードはただの知識クイズじゃなくて、あ、なるほどね…てなる、合理的な部分があるのです。

話はずれるけれど文章なんかは、英語の方が構造が明確でむしろわかりやすかったりする。

特に大人数でいるときに話すことにすごく臆病になった時期もあったけれど、
こっちの文化では通じさえすりゃ中に入れることに最近気付きました。
細かいことを一番気にしていたのは、日本から来た私自身だったようです。

こっちで出会う、こっちに長い日本人は、日本語で話してもなにかが違う。はっきりものを言う。考えの組み立て方もどこか違う。
逆に、大学までこちらで過ごしていたこっちでの日本人の先生は、「もっとはっきり言ったらいいのにねー」と学生に言われている笑。

言葉からは少し離れますが、こないだのデスククリティックでの話。
計画のある場所に、pathを設けるか否か。
先生は絶対にいると。
私はなんとなくいる意味がわからない。
そこで瞬時に浮かんだのは縁側のイメージで、それを説明してみた。
それは日本では靴脱ぐからだよ、と言われる。
日本人は、建物の中を汚すのがいやで、靴を脱ぐ文化を発達させた。
だから、中と外があいまい…みあいな建築も発達しやすかったのかもしれない。柔軟にソフト面で解決してきたから。
西洋では、建物の中を汚すのがいやで、pathを築いてきた。
だから、中と外は建築作るときに逆によりはっきりしなきゃいけなかったのかもしれない。pathを通せば、入口は限定されてしまうか、pathを作らないでおこうと思うと、完全に自然とは違う外部空間を作んなきゃだめになる。
こっちでデザインするまでは、逆かと思ってたんですが。靴を脱ぐっていう行為が、意識で中外を分けちゃうから靴文化の方がやりやすいんじゃないかと思ってました。どうやら、そうとも言い切れないみたいです。

全然まとまりがないようですが、
思ったことは、日本での生活も、こっちでのたった一年だけど、その一年の「あたりまえ」の生活を大事にしよう、てあらためて思った、てことです。
そこには、一夜、一人で考えられたものでない、先祖から時間かけてデザインされてきたすっごい大作がたくさんあるんだなって。
自分が何かを作るときは、なにか新しいものを目指すよりは、ちょっぴり、その進化過程を加速させることができればいいなと思います。
当たり前すぎて、目に留まらないために、その進化って本当にゆっくりしたものだと思うから。
そこで真新しいものに飛びつくんでなく、(ときにそんなパワーも必要だと思うけれど、)時間の流れに適切に作用するように進化させてやる姿勢でいたい、てことです。

…そんなことを考えながら、近況について!今日は盛りだくさんです笑
今週頭にミッドレビューがありました。
先生が3日前までアナウンスし忘れるというアクシデントに見舞われながら(信じられない…)なんとか提出。
来週からは、でっかいテクトニックモデルを作りだします。

0228perspective_convert_20090301162514.jpg

冬のパース。冬は本当に霧深いんです。

写真のクラスでは、ウォーリングフォードという地区を撮りつづけています。
上池田シアトル版、坂の住宅街です。
素人の知恵満載地区で、あきません笑
ただ、町の構造はずいぶん違っています。等高線なんて無視です。
湖に向かって垂直に通りが伸びていて、その湖のほとりには、ガスワークスがありました。(前々から載せてたガスワークスパークスが、その跡地です。)
もともとはここで働く人たち、つまり中産階級のひとたちのための、大きすぎず小さすぎないサイズのおうちの住宅群でした。
コミュニティを活性化するために、この地区では、贅沢な湖の眺望を有しているのにも関わらず、一戸一戸の家は通りに対してだけ開いています。
そんな歴史のある地区です。

0228streetscape.jpg

垂線というものがない。

0228n-small+housesjpg.jpg

ちっちゃい家をいっぱいつくってみたり。そして、塔にしてみたり。

0228n-brothers01.jpg

ちょこっとだけ、お隣さんのまねをしてみたり。

0228n-section+of+the+tree.jpg

自分ちにはいるのに邪魔になるとこだけ、きれいに刈ってみたり。

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