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2009年03月01日

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あたりまえ

Seattle

また風邪です。こんなに体弱かったっけ!?て思う今日この頃…
始まりは先週の水曜日。長い。
追い討ちをかけるかのように、忙しくなって、
天気も小春日和かと思ったらまた雪が降ったりで。
でもようやく終盤です。…だと信じ続けて今にいたっているのですが。

近々卒業を迎える同級生が、餞別にといって貸してくれた一冊。
『日本語はなぜ美しいのか』
を読みました。
おもしろかった。読む時機さえ合えば、おもしろいはず。おすすめです。
土地と密着した文化の中でできてきた/文化を気づいてきた言葉の世界、
建築で形がどうできてきたかを考えるときとおんなじ考え方の道筋でした。

上(ue),
で、踊りを作ってきた日本人は舞を、
up,
で、踊りを作ってきた英語圏の人はアップテンポなダンスを発展させてきたというのです。

桜(sakura)
は、満開になったあと、散りゆく姿の両方をイメージさせるし、
cherry blossom
は、咲き誇る姿をより強くイメージする。

ある音に対する音に対するイメージというのは、世界共通だったりするけれど、
なににどういう音を当てるか、というのはその文化によって違ってて、文字通り母から子へ営々と受け継がれていくうちにできるもの。
音とイメージとは鶏の卵とひよこのようなもので、どっちが先ともいいきれない。
そこがおもしろい。
で、日本語は、そういうイメージでコミュニケーションしている割合がすごく多いんだと。

昨日、先輩と先輩の日本人のお友達の飲み会に参加させてもらった時の話。
店員さんも日本人で、その人はなんという名前っぽいか、という話になりました。
あけみさんか。私はのぞみさんかという予想。
答えはりえこさんで、
あーわかる!とかそうかな…ていう話で盛り上がっていました。

スタジオの隣の席の友達は、毎日無料で発行される新聞についてくるクロスワードを毎日かかさずやります。
それがはやって、今では毎日スタジオ中で考えています。
もちろん、これに関しては私はまったくの蚊帳の外ですが笑。
これのやり取りを聞いていると、英語には合成語?がとっても多いんだなていうのをすごく感じます。
クロスワードはただの知識クイズじゃなくて、あ、なるほどね…てなる、合理的な部分があるのです。

話はずれるけれど文章なんかは、英語の方が構造が明確でむしろわかりやすかったりする。

特に大人数でいるときに話すことにすごく臆病になった時期もあったけれど、
こっちの文化では通じさえすりゃ中に入れることに最近気付きました。
細かいことを一番気にしていたのは、日本から来た私自身だったようです。

こっちで出会う、こっちに長い日本人は、日本語で話してもなにかが違う。はっきりものを言う。考えの組み立て方もどこか違う。
逆に、大学までこちらで過ごしていたこっちでの日本人の先生は、「もっとはっきり言ったらいいのにねー」と学生に言われている笑。

言葉からは少し離れますが、こないだのデスククリティックでの話。
計画のある場所に、pathを設けるか否か。
先生は絶対にいると。
私はなんとなくいる意味がわからない。
そこで瞬時に浮かんだのは縁側のイメージで、それを説明してみた。
それは日本では靴脱ぐからだよ、と言われる。
日本人は、建物の中を汚すのがいやで、靴を脱ぐ文化を発達させた。
だから、中と外があいまい…みあいな建築も発達しやすかったのかもしれない。柔軟にソフト面で解決してきたから。
西洋では、建物の中を汚すのがいやで、pathを築いてきた。
だから、中と外は建築作るときに逆によりはっきりしなきゃいけなかったのかもしれない。pathを通せば、入口は限定されてしまうか、pathを作らないでおこうと思うと、完全に自然とは違う外部空間を作んなきゃだめになる。
こっちでデザインするまでは、逆かと思ってたんですが。靴を脱ぐっていう行為が、意識で中外を分けちゃうから靴文化の方がやりやすいんじゃないかと思ってました。どうやら、そうとも言い切れないみたいです。

全然まとまりがないようですが、
思ったことは、日本での生活も、こっちでのたった一年だけど、その一年の「あたりまえ」の生活を大事にしよう、てあらためて思った、てことです。
そこには、一夜、一人で考えられたものでない、先祖から時間かけてデザインされてきたすっごい大作がたくさんあるんだなって。
自分が何かを作るときは、なにか新しいものを目指すよりは、ちょっぴり、その進化過程を加速させることができればいいなと思います。
当たり前すぎて、目に留まらないために、その進化って本当にゆっくりしたものだと思うから。
そこで真新しいものに飛びつくんでなく、(ときにそんなパワーも必要だと思うけれど、)時間の流れに適切に作用するように進化させてやる姿勢でいたい、てことです。

…そんなことを考えながら、近況について!今日は盛りだくさんです笑
今週頭にミッドレビューがありました。
先生が3日前までアナウンスし忘れるというアクシデントに見舞われながら(信じられない…)なんとか提出。
来週からは、でっかいテクトニックモデルを作りだします。

0228perspective_convert_20090301162514.jpg

冬のパース。冬は本当に霧深いんです。

写真のクラスでは、ウォーリングフォードという地区を撮りつづけています。
上池田シアトル版、坂の住宅街です。
素人の知恵満載地区で、あきません笑
ただ、町の構造はずいぶん違っています。等高線なんて無視です。
湖に向かって垂直に通りが伸びていて、その湖のほとりには、ガスワークスがありました。(前々から載せてたガスワークスパークスが、その跡地です。)
もともとはここで働く人たち、つまり中産階級のひとたちのための、大きすぎず小さすぎないサイズのおうちの住宅群でした。
コミュニティを活性化するために、この地区では、贅沢な湖の眺望を有しているのにも関わらず、一戸一戸の家は通りに対してだけ開いています。
そんな歴史のある地区です。

0228streetscape.jpg

垂線というものがない。

0228n-small+housesjpg.jpg

ちっちゃい家をいっぱいつくってみたり。そして、塔にしてみたり。

0228n-brothers01.jpg

ちょこっとだけ、お隣さんのまねをしてみたり。

0228n-section+of+the+tree.jpg

自分ちにはいるのに邪魔になるとこだけ、きれいに刈ってみたり。

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