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2010年11月29日

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回顧録④ 四半世紀

Copenhagen

今朝、久々の日中に湖を走りに行ったら、
白鳥やかもやカモメといった水鳥たちが湖の上を歩いていることに気づきました。
湖だから、流れがあんまりないので凍るんですね。
早くスケートリンクにならないかなー。

この世に生れて四半世紀を迎える記念すべき日は、
日本時間で考えてもこっち時間で考えても週末のはずだったのですが、
どっちにしても改装工事していました。笑
今の元倉庫のin the middle of nowhere...にある事務所から、
来週ようやく引越しするそうで、
もと工場を事務所総出、ボスらの家族や友達やペットやら!?みんなみんな巻き込んで金曜から週末返上で改装!

トイレの便器をつけかえ、
窓を設置し、
断熱補強し、
あちこちの穴を埋め、
事務所は白、トイレは青に塗り、
棚兼仕切り壁を作り、
すっかりbuilderになってきました。

20101128マーティン親子
午後5時前…窓の外とトイレがおんなじ色に…
そしてちょっとバルスを思い出す…笑
ボス・マーティンが大工の父と働く様子。なんだかいい…

いちから建てるのももちろん大変だろうけれど、
時間を重ねていい味出してきたものを今必要なデザインに変えるってのもなかなか大変な仕事で。
そうして新しいデザインがちゃんと定着していく様をみるのがとっても楽しかったです。
引越しが楽しみ。

今週末。好きなことをしながら、大切な人たちにたくさんのハッピーバースデーをいただいて、
幸せな誕生日でした。

回顧録③ Therme Valse

Switzerland

20101128バルス

日本でもきっとちょうど今頃後輩たちが今頃やりたいこととできていることのバランスがうまくとれずに苦しんでいる頃と思いますが…
私の卒計前…
絶対お風呂作るんや!
と思いたち…笑
当時、今でも私にとってとりあえずなんかすごい存在である一人の先輩が、一枚のDVDを貸してくれました。
そのDVDを観て以来、Peter ZumthorのTherme Valseへは死ぬまでに絶対行こうと思っていました。
思ったより早く実現しました。

先週末母がきました。
母、初めてのヨーロッパ。そして冬。ハイジ好きの母…
これはもう、バルスの温泉に行くしかない!笑

CPH空港からチューリッヒへの飛行機は寝てたら到着。
そこから世界の車窓からごっこしながら鉄道でイランツまで乗り継ぎ、
そこからバスで山道を徐行、徐行で進んでいきます。
鉄道降りた時にはなかったのに、山道を進むうちに雪景色…。
陸の孤島。を、実感。

地元は別荘、温泉とウィンタースポーツとハイキングの観光と、農業・牧畜がおもな産業で、
ズントーの温泉施設で産業盛り返そう!として結果、観光客も増えたそうです。
地元産の石を使ったことで有名な温泉建築ですが、
地元素材「しか」使えない事情もあったんではないかと思ったりもしました。材料運ぶにも大変すぎる…

入ってみて…やっぱり素敵だ!と実感…
得も言われぬ解放感と、守られ感…
洞窟のようで、それでいてモダンで。

温泉は話によると、地元の人は安くで温泉利用できるらしいです。
午後はホテル利用者以外にも解放されているそうで、オフシーズンにも関わらず多くの人がのんびりしにやってきていました。(シーズン中?いい時?には、人が多すぎて全然よくなかったという情報も…)
みんな思い思いに、他の人を気にしすぎず、でもひとつの心地よさを共有していました。
ああ…これだこれだ。。。と、卒計の時真剣に考えていた感覚のことをちょっと思い出してみたり笑

ただでも、日本の温泉文化とは少し違っています。
水着着用で、基本立って入って、
熱いお湯やら、ぬるいのやら、冷たいのやらを渡り歩きます。
あったかい(42度くらい)湯船もあって、日本人の私たちはそこ起点に渡り歩いていましたが、
お湯につかることになれないヨーロッパの人は躊躇して入ってこなかったり笑
基本的にぬるいお湯だから、みんな長湯です。
そして長湯していると、筋肉がゆるむのかなんなのか、
滑らないように…とか頭で考えなくても動きが勝手に遅くなります。
みんなの動きが遅くなって…それがまた雰囲気作りに一役買っていました。

2日目、朝一で温泉に行った時。
母がある場所で足跡を発見…
たどってみると1日目に入った時は気付かなかった浴場に気が付きました(プランとか、チェックして行かなかった私笑)
それもこの温泉の醍醐味。
建築の専門とは全く違い、
合理主義、機能主義の母ですが、
その母が幸せそうにしている姿を見て、
すごくうれしくなりました。

すごく贅沢な時間を母とともに過ごせて、最高の休日となりました。


追伸①…
チューリッヒは物価は超高かったけれどナチュラルにおしゃれな人ばかりで、
本当に目の保養になりました!笑
平和なイメージとは裏腹に匿名で預金できるスイス銀行があるために、
007にも登場する超黒いお金のたまり場所でもあるスイス…
あのおしゃれさんは実はドンかもしれない!
て、予想するのも楽しかった笑

チューリッヒの街はコペンハーゲンとは違って歩けるサイズ。
こじんまりとした古い建物が街をつくっています。
中央駅は川に挟まれていて、
駅前は片方には車の入れない、湖に続くの大通り、
片方は博物館と巨大な公園で、
街のつくりからしてなんだか文化的でした。


追伸②…

20101128CPH空港

以前にも一度書いた気がしますが、
コペンハーゲン空港は、いろいろ空港に行ったけれど、今のところ私の中で一番素敵な空港です。
ただただ広くて茫洋として、漠然としてしまう空港とは違って、
細かく空間が変化して、
空間もこじんまりとして、
木のフローリングが温かくて。
ただ毎晩、ワックスがけしているという地道な苦労に支えられているという…

母は冬をコペンハーゲンにもたらしたらしく笑、
その日以来ずっと雪です笑
寒い中でしたが、
私も初めてコペンハーゲンの「観光」を楽しみました。
よかったのは、
歩くにはちょっと大きすぎるコペンハーゲンの、キング・クイーン中心の街の構造をつかめるカナル・ツアー。
昔は馬車も乗り入れていたらしい、7回転半登る教会の塔、ラウンド・タワー。
手作り一筋、デンマーク・デザインの基本?をみることができるロイヤル・コペンハーゲン。
この時期ならでは、ウィンドウショッピングが楽しいクリスマス・ショッピング。
このたび初めて外食もしましたが、
食べ物も何にしてもアメリカよりもはずれの危険性が断然低いのも、いいところ笑

回顧録② Seattle in CPH

Seattle?

20101128トーマス

毎週水曜夜ごはんは、シアトルの仲間たちとご飯!
初物のクリスマス・ビールを少しだけ冷やそうと思ったら凍らせてしまってほとんど飲めなくなってる図。
青くてかわいらしいパッケージで、スーパーに並んでいます。
味は普通のビールをすこし子供向けにしたようなまろやかな感じです。

水曜ディナーのレギュラーメンバーは、
スタジオで一緒で特に刺激をたくさんもらったサラ、そしてコリー。
サラのルームメートで同じくシアトル出身、こっちでPhDを取ろうとしているナタリー。
ナタリーのデンマーク人の彼、何でかデンマークなのにアウェイなトーマス。
シアトル近く、ポートランド出身でコリーの彼女のエレン。
UWのランドスケープ出身で、ゲール・アーキテクトでインターン中のメアリーとジェニー。
そして私。

コリーはBIGで5か月のインターン中。デンマークののんびり文化の中で、やっぱり、非人間的な生活で、あの強力で都市規模なコンセプトを生み出し続けている模様。
ナタリーは経済系の専門で、コペンハーゲン(とその他の都市)のグリーン・ブランディングについてリサーチ中。
サラは修士設計に向けてこのあたりの水の循環システムやbathing culture(サウナに入って、水に飛び込む!が主流らしい!)について、スウェーデンのオフィスと協力したりしなかったりしながらリサーチしてきて、この日が最後の水曜夕食…さみしくなるなー…

週末は、日本にシアトルから交換留学で来ていたことがあり、
シアトルに行った時にはたくさんお世話になったカレンさんと彼のイェンスさんのおうちに招待してもらい、
少し早目のサンクスギビングのごちそうを頂きました!
サンクスギビングの文化はデンマークにはないみたいなんですが、ね。笑
サンクスギビングといえば、シアトルにいた時はたしか課題の消化に消えた休日…だったので、
初めて七面鳥とパイと…という「太る!」というサンクスギビングを体験。
おなかいっぱい、おいしかったです!!
日本に家ならではのお雑煮レシピ?があるのと同様、
サンクスギビングの七面鳥とパイにもその家ならではがあるそうで、
集まったシアトル関係のカレンさんの知り合いたちは、
皆それを自慢げに話しているのが印象的でした笑

どうしてこんなにシアトルの知り合いに、ここコペンハーゲンで会えるのかというと、
スカンディナビア奨学金という、利用しやすいスカンディナビア限定の奨学金システムがあることも理由の一つではあるのですが、
なにより、今、仕事がないそうです…。
それで修了を遅らせているんだとか。
とくに、ここで再会した友達は「切れるな―!」って尊敬する友達だった人ばかりで、
本当に仕事ないんだ…と思い知らされます。

事務所の10人のインターン仲間も、
修了既定の一貫で、の子もいますが、
次のあてがない子もいて、
つらい現状を目の当たりにします。

日本の事務所で働いていて、夏にデンマークに帰ってきたスウェーデン人の友人も、
いまだ求職中です…

こう書き並べてみたら暗い現状があるのに。
集まって自分の専門の話をしだすと、それを忘れます。
本当にみんな好きでやってる、仕事と割り切らずにやってる、
それが本当にいいなーと思います。

決して外に対して閉じず、楽しむ心を忘れず。
そしてこの縁をずーっと大事にしていきたいなと思います。

回顧録① ポケット・パーク

Copenhagen

すごく長い期間、ブログ放置してました…
回顧録シリーズ、ざっと行きます!
読んでくれたら嬉しいです。

20101128ポケットパーク

チェコの次の週は休日出勤で模型作成!
うちの近所の、ポケットパークの1/200模型です。
これは市民参加型のプロジェクトで、
市民や専門家、お役所関係の人たちと協議しながらデザインを進めています。
最終的にもうひとつランドスケープ・デザインの会社かADEPTのデザインが採用されることになっています。
さて、この模型。
ものすごいファンシーな模型に見えますが笑、
市民相手のプレゼ用の模型で、
模型の抽象度は保ちつつ、でも市民が見た瞬間に「あ、楽しそう!」と思え、かつ、具体のイメージがわくようにすることが要求されました。
ということで白模型ならぬ、緑模型。
こんなにも違うのですね。

デザインは「これ一本!」ではなく、
コンセプトが設定されていて、その中でいくつものオプションを提示して方向性を修正していく形で進められています。
ADEPTの他の都市計画プロジェクトもその方式をとっていて、
コンセプト(着目点)を設定、いくつかの選択肢についてシュミレーションを提示し、
その中で選択しながら進めていく方式をとっています。
実際そのやり方でいくつかのプロジェクトが進行中で、
興味津津です。

そして、このポケットパーク、日本の児童公園とさして規模も意味あいも変わらないんですが、
活動をイメージするとき…つまり、パースを描くとき、
その活動の幅の広さに驚かされます。
寝そべったり、ローラースケートしたり、ちょっぴりいちゃいちゃしてみたり笑
アメリカもそうでしたが、ヨーロッパの人たちの、パブリック・スペースの使いこなしようにあらためて感心!
公共交通機関等では日本の行儀良さは素晴らしい!と思いますが、
万博公園にまで行かずしてこの公園規模でこれだけ自由にできたらどんなに日常が楽しいだろう…と思いました。

来てからひたすら模型を作り続け、
最初はこれでいいんか!?私!??と思ったりもしましたが、
感覚的なことも含め、知らないこと、気付いていないことだらけでした。
模型(空間スタディ)のことなら私に聞いて!的存在になってやろうと、
している今日この頃です。笑

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