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-COPENHAGEN

Copenhagen

小学生の頃、とっても仲のよかった友達が北海道に引っ越すことになったとき、
冬は毎日気温が氷点下!と聞いて
ものすごく不安になったのを覚えています…

そして、今、こちらの温度計はマイナス19度をさしているそうです。
スキー場で日常生活送っている感じでしょうか…寒いというより、痛い笑
湖も、ついに上に乗れるまでに凍りました!
スケートリンクのような状態を期待していたんですが、実際は雪に覆われたでっかい空き地です。

そんな中、コペンハーゲンの人たちにならって、
朝は湖周りを走り、
自転車に乗り、
意外とふつうに生きていけるものです。
(自転車道は整備されているとはいえちょくちょく凍っているので2度ほどこけました…でも転倒も滑りながらなので案外無傷です笑)

プロジェクトの締め切りを迎えたり、
クリスマス・ランチ(日本の、忘年会のようなもの)があったり、
12月はもう本当にばたばたと過ぎていきましたが、
今日は体験したこととネットとガイドブックを駆使して笑、コペンハーゲンについて書いておこうかと思います。


-SIZE OF THE CITY

まずは基本情報。
コペンハーゲン市内の人口は52万人だそうです(面積88.25km2)。
ちなみに大阪市266万人(面積222.30km2)らしいです。
神戸市でも150万人(面積550km2)。
コペンハーゲン、デンマークの首都なんですが、数値から比べても規模が小さいし、ゆったりしています。

(さらにちなみに。シアトル市は市域で約58万人(面積369.2km2)、タコマ市等の周辺の市を含めた都市圏になると392万人(面積21202m2)。アメリカ合衆国を含みだすとちょっとスケール感覚が全然違いだしますね笑)


-BIKE


大きな地図で見る

(地図を動かしてみて見てください!)

最初の頃にちょっとだけ紹介した、私のちゃりんこ通勤路…
ちょうど市中心部をまるごと横断します。
その距離5km。
自転車でちょうど30分、
徒歩でちょうど1時間。
歩くにはちょっと遠いけれど、自転車でちょうど、な距離なんです。そういうスケールの街です。
あと、よく言われることですが、街中どこも平ら。コペンハーゲン最高峰の山は、173mとからしい。
前にも少し書きましたが、
ほぼ、どの道にも歩道と車道とは別に自転車専用道路があって、自転車はそこを飛ばしに飛ばします。
私の通勤路はいわば自転車のハイウェイです。
たまに右折車の車線と自転車専用道路とが一緒になっていますが、
自転車の権限が最大。なかなか右に曲がれません。巻き込み確認、いやでも忘れないと思う…
雪が降れば、歩道より先に除雪車が自転車専用道路を掃除しますし、
いたるところに自転車を止める場所が設置されています。
自転車を持ち込んで電車に乗ることもできます。
徹底して自転車にやさしい街だなーと感じます。

…しかし!
その一方でちょっとあくどい商売も見受けられ…
日本では考えられない頻度で自転車が壊れます!(私だけでなく、周りでも!)
私も道の途中で突然、何度チェーンが外れたことか…
そして自転車の鍵は、寒さのせいもあるだろうけれど、金属疲労動を起こし、3か月で3個買いました笑


-PUBLIC TRANSPORTATION

20101223 metro

公共交通機関については…
市内の各地を結ぶメトロは2002年から2007年にかけて順次オープンされたそうです。
路線は現在は線状のM1、M2の二種類のみ。
片方の路線の終着駅が空港で、市中心部から20分もかからずに行くことができます。
24時間、数分おきに無人運行されていて、ほとんどが地下駅です。
…それがものすごい地下で、駅しかないのに(日本みたいにショッピング街とか、ない。)、地下20m(ビル5階分くらい!)にあります。駅は一人の建築家によって統一的にデザインされています。
地上に上がると、駅近くの通りにはクリスマスのイルミネーションがなされ、小さなお店が建物の一階に入り、
意識的に活気づくりがなされているのを感じます。

メトロは近い将来、M3,M4で示されているシティ・サークル線という環状の路線が建設されることが決まっているそうです。
(なぜならこのメトロ、今は中央駅につながっていない!変な感じです。)

市外とを結ぶのがDSBによる通称Sトレインです。メトロの主要駅も結んでいます。
また、バスもくまなく市内を走っていますが、遅延が目立ちます…笑
公共交通機関は、市内では共通チケットで乗り降りすることができます。

いろいろ工夫されているし、よく利用されているとおもうのですが、
自転車の方が小回りが利き、三か月の生活をするとなると自転車を買う方が安く、日常的に利用するには圧倒的に自転車が便利なように感じます。
(たとえば…うちから仕事場までのメトロの10回分チケット、仕事だけに使ったとして約2週間分が130DKK。私の自転車600DKK。1DKK=約17円。)


-NEIGHBORHOOD

20101223 CPH area


事務所のメンバーもじつはほとんどみんなご近所さんです。
うちの近所はFrederiksbergと呼ばれるエリアで、
住む人の活気があって、人気のある住宅街のはしっこに位置します。
市中心部の周りにはこういう住宅街のエリアが取り巻いていて、
(北から反時計回りにØsterbro, Norrebro, Frederiksberg, Vesterbro。
Øster, Norre, Vesterはそれぞれ東の、北の、西の、という意味だそう。Frederiksbergだけ人名。)
それぞれの住宅街はそれぞれ特徴を持っていて、
家族とお年寄り中心のエリアだったり、
若い人がパーティーしても怒られないエリアだったり、
外国人が多いエリアだったりします。

ここで通勤路の地図に戻ってみて、順に追って説明したいなーと思います。


-LAKES

メトロの駅Forum駅を過ぎると、3つの湖に行きつきます。例の、凍ってる湖笑
私のランニングコースで、これも実ははかってみると橋から北東方向へぐるっと回って帰ってくると、通勤路と同じ5kmだったんです。
この回って帰ってこれる距離、というのが、走ろうと思わせる大事なポイントだったりする気がします笑
湖の周りには、ぐるっと遊歩道と自転車道が通っていて、手すりもなく、水が近い。
水鳥がたくさんいて、自由に走り回る犬がいて、そりにのって引っ張られる天使のような赤ちゃんがいて、
絵にかいたような場所です笑


-TIVORI(チボリ)

でっかいクリスマス・ツリーが設置されたシティ・センターの向かいにあるのがチボリ!
1843年に建設されたそうで、歴史があります…。なんか毒を感じるのは私だけでしょうか笑
冬場の営業効率の悪い間は乗り物の操業はストップするそうで。
でも観光客のみならず、
夏は毎週金曜日屋外コンサート、冬はクリスマスマーケットと、地元の人も足を運ぶようです。


-STRØGET(ストロイエ)

シティ・ホールの東側のエリアは、Strøgetを中心に完全歩行者天国のショッピング街になっています。
コペンハーゲンの建築家・都市計画家で、都市のパブリックスペースの充実に関して数々の出版をもつGehl ArchitectsのJan Gehlが大きく貢献を果たしたそうです。
(じつはこっちで出会ったシアトルの友人2人はここでインターンをしていました。ゲール・アーキテクト特化の奨学金があるそうです笑)
Strøgetの歩行者天国化は1961年(これも最近!)から始まったそうで、
それまでは通りは車であふれていたそうです。
確かに、路地と言うには広いですが、車が入るには細い道です。
スケールだけの話をすれば
ちょうど日本の大きめの商店街のスケールを思い出す感じです。(ぱっと浮かんだのは…長田笑)
もしくは、ショッピング・センターのスケール感。
有名ブランドからH&M、カフェ、バーからが軒を連ねると思えば、
急に教会や広場、歴史的建造物の公共施設、大学施設が散在していて、
クリスマスシーズンの今、極寒にもかかわらず地元民と観光客とで賑わっています。
(お店をはしごし、疲れたらカフェでお茶し、自転車で家に帰ると…体温の保温は意外と保たれる笑)
夏は出店もたくさん出るようです。
まさに文化と商業の混在した、若さあふれる歩いていて本当に飽きない通りになっています。
もちろんここまで来るのにはみんな自転車を利用してきますので、
一ブロックごとに自転車置き場が設置してあります。
以前記事にした「カルチャーナイト」のようなお祭りになると、
通り、いいかえると、地理的に市、いや、デンマークの中心全体がパーティー会場です。素敵ですよね。


-CHRISTIANHAVN(クリスチャンハウン) / CHRISTIANIA(クリスティアニア)

さらに事務所に向かって南下するとのこぎり型の島に出会います。
とっても珍しい気がしていましたが、けっこう見かけるものらしいです。
これは、17世紀の要塞の島で、このエリアはChristianhavn(クリスチャンハウン)といいます。
この要塞は、当時王様だったクリスチャン4世が、お城のあるコペンハーゲンの中心街と現在空港がある地域(Amager(アマ)という島)の間の湿地帯に造ったものなんだそう。
そして要塞が造られたのと同じ頃、そのエリア一帯の開発が計画され、新しい商業地域が生まれ、
その結果、要塞と商業の町・クリスチャウンハウンが出来上がったということです。
現在の町の様子は、古い部分と新しい部分が上手にミックスしてて、おしゃれで歴史がある、コペンハーゲンの有名な観光スポットのひとつになっています。
その後要塞(のこぎりの歯)は数が増やされ1900年頃まで使用されてたらしいけど、現在は歯部分は辺り一帯は公園になっています。

そして、このクリスチャンハウンの中に、あるのがChristiania(クリスティアニア)と呼ばれる不思議なエリア…
政府の力の及ばないエリア。
古くかわいらしい建物が立ち並ぶクリスチャンハウンの一画にあるグラフィティが描かれた壁と静かに佇む運河に囲まれたエリア。
この地域はもともとデンマーク軍が使用していたのですが、1969年に軍が出ていってから約2年間はそのまま放置されていた時、1971年に約50人のデンマークのヒッピー達が軍が放棄したオフィスや兵舎に住み始めたのだそうです。
その当時は自治区というよりは無法地帯だったそうで、最近になって政府が立ち入り、住民らが自治区として動きだし、治安・住民の健康状態も改善されたそうです。
現在は、人口約900人で、今でも国の税金は払わず、薬の売買も行われている一方、
その住人達は、看護士、福祉関係、アーティスト、ミュージシャン、デザイナーなどがエリア外で普通に働いているんだとか。
また、観光地としても有名…
本当になんとも不思議な地区です。

クリスチャンハウンには、これもまた昔の軍の建物を利用した、
デンマークでただ2つきりの建築学校、The Royal Danish Academy of Fine Arts, School of Architectureもあります。
もう一つはデンマーク第二の都市オーフスにあります。
オーフスは小さな町なので、多くの建築家は卒業後コペンハーゲンに出てきて、
結果、この経済の下、小さなコペンハーゲンの街で、建築家の飽和状態を起こしているようです…仕事の口不足。
余談ですが、
普通に仕事とは関係のない日常生活していて、
うちのボスとばったり出会うこともありましたし、
Bjarke Ingelsにも出会いました笑。


-AMAGER(アマ)

Amagerとかくくせに、アマと読む…デンマーク語の難しいところです。。。
事務所はこのでっかい島の工場地帯のなかにあります。
向かいはでっかいサッカー場。その向こうに海上の風車が見えます。

このでかい島のほとんどは農業に利用されている、あるいは未使用で、
西側のエリアは開発が少しずつされていたりします。
BIGのようなコペンハーゲンの建築家のなんっにもないとこにどっかーん!と建っているようなプロジェクトの多くはここにあります笑
島の東には空港があり、
橋渡るとスウェーデン…Malmöです。
マルメはこの半分地下、半分地上の橋のおかげで、コペン市内へ通勤圏内になっています。
デンマーク人、自他共に認める橋好きと言われていて、
お札にも橋のの絵が使われています。
現在、ドイツとの間にも巨大な橋計画中なんだとか。

長くなったし、絵がないですが笑、
ちょっとグーグル画像検索しながら読んでみていただければ幸いです。
小さくて、多様で、歴史があって、エネルギッシュなコペンハーゲンの基礎知識でした。おしまい。
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