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猫 最終章

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さて。今回はだいぶんとマニアックな話です。おつきあいくださればうれしいです。笑

前々回は猫が身の回りのものを使って、猫なりの秩序を築いていること、
前回は人間が壁やら天井やら建設して、ものすごく強い力で自分の秩序を築いていること、
これらに気づいた話をしました。

今日の話は、有名なルイス•カーンという建築家による人のキンベル美術館についてです。写真はこちら。
https://www.kimbellart.org/MuseumInfo/Architecture/Tour-Building.aspx
研究室の新年会の時に、この建築が好きか否か、という話がでました。

私はなんとなく好きでした。その理由は、たぶん、強烈な印象に残っていないからです。

実際には屋内の空間はこんなにパースはきいていなくて、まあるい天井に満ちる柔らかい天井に包まれた感じになります。
同時に、なんとなく、緊張の空気も漂っています。それが美術館や、収蔵品の仏様の独特の目と対面した時の緊張感にもしっくりしていて。
理屈ではなく、その包まれ感と緊張感の両方の感情のバランスがいい感じだったからだと思います。

それで、それはなぜなんだろう?というのがそのときから考えていた課題でした。
それで私が今思っているのが、「秩序」です。
テキサスの、殺人的な暑さの中訪れたのですが、
そこから人間と美術品を守るのに最低限の秩序をぽんっとおいたんだと思います。
だから、包まれた感じ、安心感もあったらば、
すごく単純な秩序に緊張もした。

人間の創りだす秩序は単純であればあるほど、強いと感じると思うのです。
決して、人間の行動に迎合しないというか。
それはある意味、自然に属する人間の、自然な営みでもあると感じます。
パソコンで自然の形態や機能を模する作業よりも。ずっと。

というわけで、テキサスという場所にある「オアシス」だったから、私はあの建築の中にいてなんとなく好きだ、と感じたんだと思います。

…ちなみに、ここで撮った写真は、デジカメ湖に水没してしまった事件によってなくなっちゃったのですが、
「このディテールいいね写真」やら「このアングルいいね写真」は一切なく、
定点観測で同じ場所に座り(レストランと展示室の間、中庭の前、ミュージアムショップと出入り口の方に向かって…)来館者とガードマンが行ったり来たり、出たりはいったり、立ち止まったり、話したりするのをぱしゃぱしゃ撮った写真が、自分の中では一番しっくりきた写真でした。




はいっ、うちの猫たちに始まり、自分でもわかっているようなわかっていないような場所にまでやってきました笑
このお話は、これでおしまいです。
最終章は猫とは直接関係なく…笑
建築そのもの、ではなく、猫をや家の建設を見て発見したいろんな秩序にまつわる話でしたー

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